日中友好協会(日本中国友好協会)

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HOME > 私と中国 > 2017年2月25日号

私と中国〈952〉

熊本県高校生キャリアサポーター
天草文化協会常任理事


桂木 誠志さん

 

広く深く人的・文化交流を


 桂木さんは、雲南省元陽棚田の写真が「2017中国悠久の旅」カレンダー6月に選ばれました。
 5年前に、東京で定年を迎え、故郷・天草に移り、熊本県立高校で進路指導をするかたわら、地域ボランティア活動、文化団体の機関誌の編集に携わり、農家民泊に登録し、修学旅行生やアジアの留学生などを受け入れる活動をしています。「妻や友人との中国旅行は20回を超えました」と話します。
 27年間、日本医療労働組合連合会で国際活動を担当。中国との関わりは、00年から始まった中華護理学会(中国看護協会)との交流、医療・看護事情の視察、看護師の健康と医療事故問題での国際シンポジウム、南京への平和ツアーなどを企画。日・中・韓3カ国の医療・看護関係者との交流を促進し、友人が増えました。
 「社会発展の違いや政治的立場は異なっても、人の命を守るという使命は同じ。連帯・共同の取り組みは重要」と、交流の状況を話します。
 「中国の魅力は広大な自然、悠久の歴史、多民族の文化。古い村々を巡り、人びとの暮らしに触れるのが好き」と話し、8年前、中国貴州省を旅行し、ミャオ族の娘さんと知り合い、修学資金を援助しました。
 その娘さんは医療専門学校を卒業後、医師助手として村の保健センターに勤務、昨年9月に結婚しました。
 「11月、ミャオ族の祭りに合わせて再訪し、感激の再会を果たしました」と、嬉しそうに語りました。
 「『日々の営み』をテーマに、写真を撮り続けています」。この3月には、早春の浙江省の村々を訪ねる予定。「日本と中国との間で、もっと広く、もっと深く、人的・文化的交流が行われてほしい」。
 1951年生まれ、熊本県出身。
(Y)


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