日中友好協会(日本中国友好協会)

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HOME > 私と中国 > 2012年11月15日号

私と中国〈858〉

山田 洋之さん写真 日中友好協会

内科医
山田 洋之さん

 

東アジアに平和を!

 東京中野共立診療所の内科医(非常勤)として、1日約70人の患者を診察しています。その中には他の病院から紹介されて中国人や韓国人の患者さんも。
 「日本語を上手に話せる方がほとんどですが、病状について中国語などで説明すると表情がほっとするのが分かります。風邪など一時的な症状で来る患者が多いです。日本の病院の利点は、どこでもすぐに医者にかかれるところ。苦労するのは、電子カルテ。慣れるのが大変」
 中国語との出合いは1999年に上映された中国映画「宋家の三姉妹」。「これまで孫文や蒋介石などの存在は知っていましたが、中国にこれだけ偉大な人たちがいたのだと感動。これからは中国の時代」と、中国語学習を決意。
 当時、北海道松前町の病院に勤務しながら週末に札幌の朝日カルチャーセンターまで通い初級中国語を学習。教室に向かう車中で中・上級用の10冊分のテキストのテープを聞いたり、中国人留学生の個人レッスンを受けて中国語を高めました。
 その後、東京では協会東京都連の中級中国語講座を受講しながら、慶応や上智大学などの社会人向け語学講座に通い、中国語のほかに韓国語も究めます。
 「尖閣諸島問題で今、日中関係が微妙です。大局でともに手を取り合っていかないといけません。東アジアの平和が重要。また、協会の会員の方は、もうちょっと中国語を勉強して欲しい。言葉を学ばないと相手の考え方が分からない。通訳を通してではなく、直接話すことが大切ですね」と、語ります。
 静岡県沼津市出身。1959年生まれ。(押)

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