日中友好協会(日本中国友好協会)

日本中国友好協会
〒101-0065
東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会ビル3F
Tel:03(3234)4700
Fax:03(3234)4703

HOME > 私と中国 > 2010年06月15日号

私と中国〈803〉

林 南山さん写真

京都中小企業家同友会会員
林 南山さん

 

中国の仏跡や古刹に傾倒

 協会京都府連に書道講座がある。以前は井口湖山さんが指導されていたが、現在は山内撼濤さんが指導に当たっておられる。林南山さんはその受講生の1人。
 といっても大ベテランだから、京都にある「新美」という書のグループの会員展や公募展に出展されているだけでなく、出展作批評会の記録担当もされ、厳しい批判も意見もいわれる。
 お名前から僧籍があるとにらんで聞くと、やはり西本願寺の僧籍があり、父親も僧侶だったこと、そのため龍谷大学に行かれている。
 書に親しんでおられるのは、子どものころ3人兄弟で寺のことだから、寺の掲示物、法名など書かされて私が一番下手やったという。そこから続いているのだから大変なキャリア。書のありかたについても、主張のない字はあかん、自分の考え方を表現伝達の方法として書があるべきだという理念をもっておられる。
 中国とのかかわりはもちろん中国から朝鮮半島を経由してもたらされた日本の仏教徒であるということ。仏教東漸のルーツとしての中国という考えは若いころからもっていたこと。文化の千年、二千年のつながりのある中国と仏教東漸に興味があり、奈良や京都の仏像を見る。
 そして、1985年に中小企業家同友会のメンバーで北京、西安に行ったのが病みつきとなり、中国各地の仏跡、古刹歩きに精を出した25年ですわ、といわれる。お年は83歳。
 拡大なぁ、やっぱり広い範囲で市民と接触できるような企画力が必要やなぁ、そうできないと会員も増えへんあ。それと京都のような日中友好経済懇話会が大阪や滋賀にできたらすばらしいと思う、とのこと。(桐畑)

 

[一覧に戻る]