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日中友好協会(日本中国友好協会)

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HOME > 日中友好新聞 > 2016年11月25日号

日中友好新聞

伝統輝く見事な演技次々と
太極拳普及40周年全国交流会


 

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太極拳普及40周年記念全国交流会で約1500人が集い表演!(撮影は戸村文夫氏)



1500人が一堂に



 日本中国友好協会は11月7日、東京・綾瀬の東京武道館で、太極拳普及40周年記念全国交流会を開催。各地域から、受講生、指導員、協会役員ら約1500人が集いました。  協会の太極拳は、文化活動の一環として1977年1月に開講し、40年間の運動で各地域に根差し発展。約6000人の愛好者が全国の教室で学んでいます。
 中国の武術から発展した太極拳は、日本国民の間に健康法として広く普及しています。
 開会式では、高橋清枝大会実行委員長が開会を宣言、大村新一郎協会会長のあいさつに続き、中国大使館友好交流部一等書記官の邵宏偉(しょうこうい)氏が、「日本中国友好協会の皆さまは、太極拳の普及と交流を通じて、中日両国国民の友好交流に尽力し、40年続けているのは容易なことではなく、また中国語教室、きりえ、囲碁大会、日中不再戦活動などを行なっており、中国大使館を代表して敬意を表します」と述べ、交流会を祝福しました。
 東京都議・曽根はじめ氏が「スポーツと文化を通じての国境を越えた交流は何よりも大切。今日はユニホームに身を包まれた皆さんが輝いて見えます。力いっぱいの演技と、交流の場となるよう期待します」と祝辞を述べました。
 前日の祝賀会で、太極拳普及活動に35年以上かかわった貢献が認められ、賞状が授与された方々の名前が読み上げられました。



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優雅な動きで表演する32式剣のグループ

多彩多様な表演続く

 交流会は、グループごと、または種目別の内容で、52のプログラムの下、121のグループ、個人の演技が披露されました。
 広く普及している簡化24式はじめ、優雅な動きの32剣や42剣、赤い扇の開く音が心地よく響く太極扇など印象的な表演が続きました。衣装の色合いもカラフルなものから、黒装束の衣装など多彩で、音楽も表演に合ったメロディーが流れ、会場は、感動の声や演技への称賛のどよめきに包まれました。
 年齢80歳以上の参加者の表演では、ゆったりとした動きの中にも、足と身体もぶれず、しっかりとした形ができていました。
 東北ブロックチームが薄いピンクと黒のズボンの衣装で「花は咲く」のテーマで表演。人数も多く統率のとれた圧巻の演技は会場を魅了しました。
 身障者の椅子に座りながらの表演には会場に拍手が響きました。さらに、各地の指導員のハイレベルな表演は会場の雰囲気を一段と盛り上げました。



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  南拳を表演する劉志老師

中国人老師が模範演技

 プログラムの最後は、中国人指導者、劉志、李自力両老師の特別表演。力強い動作、しなやかな手の動き、ゆったりとした音楽に合わせた見事な身体のさばきに、会場内は静まり、皆が吸い込まれるように演技に見入っていました。
 会場内には、各県、各地区の名前だけでなく、すみれ会、すずめの会、山の会、うみなり、風拳など、さまざまな名称のグループの表示も貼られ、技を競い合うのではなく、多くの太極拳の仲間が年齢を越えて楽しく集っている雰囲気がありました。

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楊式太極拳を表演する
李自力老師

 ロビーでは、太極拳の教科書となっている図書や、40周年記念の布袋、表演に使われる刀剣や演技用の木刀なども販売され、品定めをしながら購入する人たちも多く見受けられました。
 閉会式では、恒岡正勝副実行委員長が「全国の仲間との連帯、交流することは素晴らしい。また、次の交流会を目指して新たな一歩を歩み出しましょう」と締めくくりました。

(Y)






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