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日中友好新聞

2008年8月15日号1面
全国で話題沸騰!
北京風雷京劇団
秋の全国公演に向け
PRキャラバン

写真
来日した風雷京劇団の松岩さん(2列目右から6人目)と郝瑩さん(同7人目)。愛知の交流会参加者と

 今秋の北京風雷京劇団全国公演(協会企画)に先がけて、同劇団の団長兼俳優の松岩(ソンイェン)さんと、女優の郝瑩(ハオイン)さんの2人が事前宣伝のため7月21日に来日。8月1日まで12日間にわたり、「PRキャラバン」と銘打って実演や交流などを行い、準備に取り組む各地の活動を大きく盛り上げました。「秋には京劇がやってくる」――市民の間に期待の声が大きく広がっています。

熱気あふれる歓迎、北九州は完売目前

 松岩さんらは、7月21日に九州入りし、宮崎県都城市を訪問、副市長をはじめ15の団体、職場を訪れ、翌22日に140人が集まった交流会で華麗な演技を披露。この様子をマスコミ7社が取材し報道。すぐにチケット50枚が予約、販売されました。
 23日には福岡で「交流の夕べ」。京劇の化粧の実演で、80人の参加者は俳優の表情の変化や隈取りの複雑さに見入りました。羽根のかぶりものをつけるときの痛みなど、舞台裏の苦労話も郝瑩さんから紹介されました。
 鮮やかな衣装をまとった演技では割れんばかりの拍手。熱気あふれる歓迎会へと続きました。
 翌24日には福岡市の医療施設や高齢者施設を訪問し大歓迎を受け、北九州市へ。25日にかけて小倉区、戸畑区で実演し、それぞれ80人、90人を超える参加。
 北九州では、公演で「1200人のホールを満席に」と奮闘、7月末時点ですでにチケット配布が完了し、完売も目前。「この公演で新たに100人の会員を迎えよう」と決意を固めています。

「必ず成功を」 興奮の舞台実演で確信

 26日、名古屋では実行委員会と合わせて化粧と舞台の実演を行い、30人の参加者から「今日の貴重な体験で、京劇の魅力をいっそう深く語ることができるようになった」「文化を大切に育てていくために必ず成功させたい」「あらゆるつながりに働きかけて広げよう」など、力強い感想や抱負が語られました。
 年金者組合から参加している実行委員からは「組合員を増やすなかで100枚普及したい」との声もあがり、2人の訪問はスタッフたちを力強く励ましました。
 岐阜でも27日に30人で交流会。実行委員会を立ち上げ、後援依頼などの準備が始まっています。

協会と劇団、一致協力を確認

 29日、一行は東京の協会本部を訪れ、田中義教理事長、佐藤勝事務局次長、滝沢三佐子事務局員と懇談。今回のPR活動の成果や感想を語り合い、秋の公演成功に向けて一致協力することを確認し、協会と劇団の間で「出演契約書」を取り交わしました。
 30日、福島で行われた交流会では、参加者からの質問に2人がていねいに答え、一緒に記念撮影をするなど、30人の参加者はあっという間に2人と打ち解けました。
 福島では、地元テレビ局で3つの演目紹介を折りまぜたコマーシャル映像も収録。10月にかけて2社から放映される予定です。
 PRキャラバンの最終地点となった宮城・仙台では、31日夜に実演。80人の参加で大きな成功をおさめました。

全国で準備すすむ 開催近県でも宣伝

 今回、PRキャラバン訪問がなかった開催予定地でも、準備が本格化しています。
 姫路では、1600枚のチケット配布を進め、ニュースの発行、タウン誌、ミニコミ誌への掲載依頼を進めています。
 福井では、四川大地震支援活動で友情を深め合った中国留学生の紹介で、福井大学講師の田村容子さんを講師に迎え、「京劇講座」を開設。好評を博しています。
 広島では、7月26日に「京劇をみんなで楽しむ会」を開催し、広島公演に関心のある人とスタッフらが食事をともにし楽しく交流。広島支部の塚田博支部長は自ら309枚のチケットを普及するなど先頭に立って奮闘。県と市の教育委員会、マスコミ各社の後援も獲得しています。
 また、開催地近県でも、さいたま支部が東京公演に関連して8月11日に「京劇トークショー」を開催。その他の地域でも、連合会・支部ニュースへの掲載やチラシ配布などの宣伝やチケット配布が進んでいます。

 

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