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雲南省大理地方のペー族青年男女のきらめきをとらえた明朗青春映画。
文句なしにおもしろい。中国映画の大変化を予感させた青春映画だったが―。
［あらすじ］
三月街という祭りの日。鍛冶屋の若者阿鵬（莫梓江）は競馬に出場する途中、娘たちの荷車を修理して金花（楊麗坤）という美しい娘に出会った。競馬で優勝した阿鵬は金花と来年また会うことを約束したが、どこで何をしている人か聞くのを忘れた。
再び祭りがめぐってくるころ、阿鵬は都会から取材に来た李さんと孟さんの案内役を引き受けた。荷馬車で行く途中、湖で水草を採っている娘たちがいた。阿鵬は金花がいると聞いて湖に飛び込み、水草採りを手伝ったが金花は人違いだった。牧場に金花がいると教えてくれたので阿鵬たちはそこに向かった。牧場では子牛が生まれて大忙しだったので、阿鵬たちは水をぶっかけられるありさま。ここにも金花はいなかった。途中、阿鵬は行方不明となった娘たちの捜索に加わったりした。トラクター手同士の結婚式に出た。なんと花嫁はあの金花だった！阿鵬は落胆した。だがこれは見間違いで、あの金花は人民公社の副社長で立会人として出席していたのだ。阿鵬は姿を消して、金花探しを応援してきた李さん、孟さんも大慌て。阿鵬はいつも製鉄所主任と口げんかをしている金花の手伝いをしていた。そこの金花は阿鵬の心の秘密を知って三月街の日に―。
美しい風景の中に恋人探しを見せつつ、女性たちはどのような仕事をしているのか案内していくという趣向が面白くて人気があった。歌合戦で思いを伝えたり、口げんかをしたり底抜けに明るい。次々に金花が出てくるのが愉快で、その行き違いがまた笑いを誘う。江青は文化大革命で“恋愛ごっこの時代錯誤映画”と批判し楊麗坤は迫害された。
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